カンボジアに来た最大の目的である
『アンコール遺跡群』
アンコールワットが世界遺産であることは皆さんご存知ですよね?
でも実はアンコールワットだけではなく、その一帯の遺跡群が世界遺産なんです。
年間150万人以上が訪れるアンコール遺跡群
1992年にユネスコの世界遺産の危機遺産として登録され、その後修復が進むと2004年に世界文化遺産として登録されました。
今回はコースや移動手段、実際にボクが周った中でも代表的な3つの遺跡をご紹介します。
【もくじ】
コースについて
大雑把ですがルートを表記しました。
アンコール遺跡群はとても広範囲なため、効率良く遺跡群を周るために、
・小回りコース
・大回りコース
の2つのコースが存在します。
どちらのコースも目玉となるアンコールワットとアンコールトムは含まれており、それ以外の遺跡が大小のコース、またツアーやプランよっても変わってきます。
どうやら小回りコースで周る方が多いようです。
1日券では両方のコースを周るのは時間も掛かり、なかなか大変なので3日券や7日券を買って別日に周る事をオススメします。
今回ボクは小回りコースを選択しました!
交通手段について
アンコール遺跡群を周るには、
・トゥクトゥク
・自転車 or バイク
のいずれかになります。
市街地からアンコール遺跡群までは約7km程離れています。
トゥクトゥクの場合は1日チャーターする形になります。
ちなみにボクもトゥクトゥクを利用しました!
多くのホテルやゲストハウスで手配してもらえます。道端などで直接交渉するよりも安心安全で値段も明朗なのでオススメです。
値段は1日チャーターで15〜25ドルくらいが相場だそうです。小回りか大回りかによっても値段が違ったりします。
今回は同じゲストハウスに泊まっていたカップルの方に同乗させてもらったので安く済みました!
複数人で行かれる場合はトゥクトゥクを利用するのがいいと思います!
自転車は2〜5ドル、バイクなら10ドル前後で街中にあるレンタルショップで借りられます。
またゲストハウスによっては貸し出しているところもあるみたいです。
しかし、あまりオススメしません。
というのも、ショップによってはきちんと整備がされていないまま貸し出しているところもあるそうで、ブレーキが効かなかったり途中でパンクや故障をしたりすることもあるとか。
更に街中からアンコール遺跡群までは距離が離れていて、小回りコースは一周約30km、大回りコースは約40km程あるので高温の中を自転車で周るのは結構大変です。
もし自転車を借りるのであれば、ママチャリではなくマウンテンバイクの方が良いと思われます。
またバイクの場合ですが、カンボジアでは警察が罰金という名の賄賂を請求してくることがあり、一方通行の場所も標識が無かったりする箇所もあるので、違反で捕まるというリスクも考えられるので、注意が必要です。
費用を抑えたい・自分のペースでゆっくり周りたい方にはいいかもしれません。
チケットの購入・注意点
ボクは朝4:30にゲストハウスを出発しました。
まずはチケット売り場に到着
まだ辺りは真っ暗
なぜこんなに早く出発するのかというと、アンコールワットで朝日を見るためです。
チケット売り場では、
・1日券(37ドル)
・3日券(62ドル)
・7日券(72ドル)
と日数毎に分かれて売られていました。
たっ、高い、、、
2017年2月以降チケットが大幅に値上げされてしまいました。
なかなかの値段ですが、チケットの収入は年間5000万ドルにも登ると言われていますから、カンボジアにとっては非常に大切な収入源なのでしょう。
チケットは現金又はクレジットカードでも購入が可能です。ちなみにクレジットカードは手数料が掛かりません。
このように顔写真付きのチケットが発行されます。
今回は1日券を購入。
チケットは購入したその日1日有効です。
旅程に余裕のある方は3日券などを購入して、大小のコースをじっくり周るのがいいと思います。
この時間帯は朝日を見るために多くの観光客で混雑しています。
もし時間に余裕のある方は前日の夕方5時以降に行けば翌日分のチケットを購入できるそうなので、前日に購入することをお勧めします。
チケットを購入し、いよいよアンコール遺跡群に向かいます!まず初めに向かうのが、アンコール遺跡で最も有名である「アンコール・ワット」です。
アンコール・ワット(Angkor Wat)
アンコール遺跡を代表する、ここアンコールワットは「王都の寺院」を意味し、12世紀前半に建立されました。かつてカンボジアで栄えたクメール王国における宗教施設の集大成と言われている大寺院です。
5時20分頃に到着。
既に日が昇り始めていました。
急いで本堂に向かいます。
駐車場からメインとなる本堂までは徒歩で10分くらい
無事朝日を望むことができました!!
カンボジアは現在雨季なので、天候が心配でしたが晴れてくれて良かったです。
※時期によって日の出の時間も変わるので事前に調べておきましょう。
本殿の前にある池の周りは最も有名な撮影スポットで、既に多くの人が待機していました。
ハイシーズンに行った方の記事を見ましたが、それに比べたらかなり空いている感じがしました。
朝日の写真を撮り終えたら、次に本堂やその周辺を見学しました。
ここが栄えていた当時は、一体どんな人たちがどんな思いで同じ場所にいたんだろうなんて思いを馳せながら見て周ると面白いです。
本堂の中にお坊さんがいたので身を清めてもらいました。
金額は特に決まっていませんが、ボクはお布施として1ドル納めました。
1日やったらかなり儲かるんじゃ…
いかんいかん聖なる儀式に対し、そんな邪念は…
ここには計2時間ほど滞在しました。アンコールワットを後にし、続いては「アンコール・トム」に向かいます!
アンコール・トム(Angkor Thom)
続いて訪れたのがアンコール・トム
アンコールワットの隣にある遺跡で、トゥクトゥクで約10分程の場所にあります。
アンコールトムは「大きな都市」を意味し、名前の通りアンコールワットよりも面積が広くなんと一辺3kmの堀で囲われています。
実際に見学するのは、その中心に位置するバイヨンと呼ばれるヒンドゥー・仏教混交の寺院跡です。
天気が良かったので月が見えました。
顔を象った個性的な像は一つ一つ微妙に違った表情をしていて面白く見応えがあります。
アンコール遺跡群は長い年月をかけ風化や浸食が進み所々崩れている箇所を見かけます。
現在は日本政府のアンコール遺跡救済チームがアンコールトムの修復作業をしていました。
東南アジアでは遺跡やインフラなど日本による支援が至る所でされていて、同じ日本人として誇らしいです。
アンコールトムには1時間ほど滞在しました。
続いて向かったのが「タ・プローム」
タ・プローム(Ta Prohm)
多くの木々に囲まれた場所にある、ここタ・プロームは12世紀末にジャヤヴァルマン七世が仏教寺院として建立した後にヒンドゥー教寺院に改修されたと考えられている寺院です。
大きなガジュマルの木は迫力があります。
ガジュマルの木による浸食が激しく遺跡に食い込んでいます。
この木が遺跡を破壊しているのか、それとも今や支えているのかという議論が起こったというほど(笑)
こちらは現在インド政府による修復活動が行われていますが、かなり崩壊が進んでいるので修復が完了するまでに一体どれほどの時間を要するのか全く想像もつきません…
滞在時間は40分程でした。
昼の11時頃には観光を終えゲストハウスに到着。
トータルで約7時間程でアンコール遺跡群(小コース)を周りました!
まとめ
以上になります。
今回紹介しました小回りコースには他にもプラサットクラヴァン・スラスラン・タケウなどの遺跡が見学できます。お時間のある方は是非そちらも訪れてみてください!
しかし、より多くの遺跡を短時間で効率良く周るのもありですが、1箇所ごとに時間をかけてゆっくり周る方が個人的にはオススメです。
また日中はかなり蒸し暑くなるので、熱中症には十分に注意して小まめに水分補給や休憩するようにしましょう。
世界的に有名な世界遺産だけあり、非常に見応えがありました。皆さんも是非アンコール遺跡群を見にカンボジアまで足を運んでみてはいかがでしょうか?
ではまた、See ya!
最後まで記事をご覧頂きありがとうございます!もし少しでも記事に興味や関心を持っていただけましたら幸いです。
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